共通テストの解説授業 1/20~
2025年1月18日(土)と1月19日(日)の二日間、大学入試共通テストが実施されます。この共通テストの解説を、共通テスト終了後の2025年1月20日(月)から実施予定です。高校1・2年生を対象として、国語・数学・英語のみ解説致します。
共通テスト実施要項 | ||
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試験科目 | 試験時間 | 満点 |
数学Ⅰ・A | 70分 | 100点 |
数学Ⅱ・B・C | 70分 | 100点 |
英語リーディング | 80分 | 200点 |
英語リスニング | 60分 | |
国語 | 90分 | 200点 |
松山市内の高校では、共通テストの問題が宿題として出されることがあります。解いて終わりでは勿体ないため、間違えた問題に対して、どのようなアプローチをすれば良いのかを把握すると良いでしょう。そのために解説授業を実施し、1,2年後の本番に向けて対策を練るための講座が今回のものになります。
また、今回の解説では、問題解説にとどまらず、今後どのような点に注意して勉強すべきかというヒントも盛り込まれています。共通テストの傾向とその対策を理解したい生徒は受講をお勧めいたします。
高校1・2年生は何点を目指すと良いか
高校1年生は2年後、高校2年生は1年後に共通テストを受けることになります。今の時点でどのくらいの実力があれば良いのかを知るというのは、受験を控える上で重要な判断材料の一つとなります。
志望大学の合格ラインから20点引いた得点が目安
目安として、「志望大学の合格ラインから20点引いた得点」を目標にすると良いでしょう。このテストで本番1、2年前の得点を出し、志望大学までの距離(得点差)を知ることで、受験生として、1、2年後の志望校合格に向けて計画を立てるきっかけとなります。
志望大学レベルごとの目標点数
志望大学レベル | 得点率 | 目標点 | 英語(200) | 数学Ⅰ・A(100) | 数学Ⅱ・B・C | 現代文(110) | 古典(90) |
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東京・京都 旧帝大医学部医学科レベル | 90% | 本番の目標 | 180 | 95 | 85 | 99 | 81 |
1・2年生目標 | 160 | 75 | 65 | 79 | 61 | ||
一橋・国公立大医学部医学科レベル | 85% | 本番の目標 | 170 | 90 | 80 | 94 | 77 |
1・2年生目標 | 150 | 70 | 60 | 74 | 57 | ||
難関国立大① (大阪・名古屋・北海道・東北・九州・東京化学・筑波・お茶の水女子・東京外語・横浜国立・横浜市立・京都府立・神戸等) | 80% | 本番の目標 | 160 | 85 | 75 | 88 | 72 |
1・2年生目標 | 140 | 65 | 55 | 68 | 52 | ||
GMARCH・関関同立レベル (共テ利用) | 80% | 本番の目標 | 160 | 80 | 70 | 88 | 72 |
1・2年生目標 | 140 | 60 | 50 | 68 | 52 | ||
難関国立大② (千葉・東京学芸・東京都立・東京農工・金沢・名古屋市立・名古屋工業・大阪府立・奈良女子・広島等) | 75% | 本番の目標 | 150 | 80 | 70 | 83 | 67 |
1・2年生目標 | 130 | 60 | 50 | 63 | 47 | ||
国公立大① (埼玉・新潟・電気通信・東京海洋・静岡・信州・岐阜・岡山・九州工業・熊本等) | 70% | 本番の目標 | 140 | 75 | 65 | 77 | 63 |
1・2年生目標 | 120 | 55 | 45 | 57 | 43 | ||
日東駒専・産近甲龍レベル (共テ利用) | 70% | 本番の目標 | 140 | 70 | 60 | 77 | 63 |
1・2年生目標 | 120 | 50 | 40 | 57 | 43 | ||
国公立大② (岩手・宮城・山形・福島・茨城・宇都宮・群馬・富山・福井・山梨・三重・滋賀・和歌山・鳥取・島根・山口・徳島・香川・愛媛・高知・佐賀・長崎・大分・宮崎・鹿児島・琉球等) | 65% | 本番の目標 | 130 | 70 | 60 | 72 | 59 |
1・2年生目標 | 110 | 50 | 40 | 52 | 39 | ||
一般私立大学レベル (松山大学・広島修道大学・ノートルダム清心女子大学等) | 60% | 本番の目標 | 120 | 65 | 55 | 67 | 54 |
1・2年生目標 | 100 | 45 | 35 | 47 | 34 |
志望大学のレベルに合わせ、高校1、2年生の時点でどのくらいの点数を得られれば良いかを、まとめております。必ずしもこの点数あれば大丈夫というわけではないので、参考程度に自身の点数と見比べてみると良いでしょう。
過去問は早めに解いた方が良いのか
過去問は受験直前に解いた方が良いという意見と過去問は最終確認に使うため、最後まで取っておいた方が良いという意見があります。受験を控える上で、どちらの方が効率的か、見定める必要があります。
過去問はなるべく早く解いておく
私個人的には、受験の計画を立てるために、過去問を先に解いておくというのは必要なことかと思います。
過去問を最初に解いておかないと、どのような問題が出て、どのような対策をしなければならないかがわからないからです。数年分の過去問を予め解き、受験本番の問題のイメージを持つことは、受験勉強の効率化に非常に役立ちます。
ですので、学校での学習が済み次第、過去問に着手するというのが理想かと思います。進学校では高校2年生の段階で、共通テストの科目のほとんどが終了すると思いますので、春休み等を有効に使えると良いでしょう。
過去問が複数用意できる場合は、受験間近に最終確認として直近の解いていない1,2年分を解くという方法は良いと思います。受験間近になると、模試もたくさんありますので、そちらで最終確認した方が容易な場合が多いとは思います。
高校1・2年生のうちに、共通テストの問題を解いてみよう
大学入試センター試験から共通テストに変わり、数年が経過しました。数年分の蓄積によって、共通テストの傾向も徐々に明確になりました。解いたことが無い状態で、高校3年生を迎えると、共通テストの出題方法に面食らうと思います。高校1、2年生の間に、共通テストの過去問を少なくとも1回は解いておいた方が良いのではないでしょうか。
また、共通テストレベルの問題であれば、解いた過去問において、全ての解説を確認した方が良いと思います。正解した問題であっても、より早く正確に解く方法がある可能性も十分にあるからです。
以上を踏まえ、今回の共通テストを高校1、2年生の間に解いておき、これからどのようにアプローチすれば良いのかを判断していただけたらと思います。